2006年11月27日

伏見稲荷大社。

先週11/25,26 の土曜日曜は、京都に行ってきた。元は、妻の母親の兄が実家で神主をやっているので、その為の御参りを今回、妻と母親との2 人で行くとの事だったので、そこに俺も便乗させてもらったわけ。目的地は、伏見稲荷大社だけの、1 泊2 日。

まず初日の土曜日は、岩手から来る母親の乗った新幹線に合わせて乗るように、郡山まで出てから、東京経由で京都入り。昼過ぎには、伏見稲荷大社敷地内にある宿泊場所の参集殿に到着。荷物を置いて、とりあえず御参りに出発。

俺は、伏見稲荷大社って単なる神社仏閣かと思ったんだけども、山なのね。結構な上り坂を、ずっと登っていくと、途中に千本鳥居っていう無数に鳥居 がある場所を延々と歩く・・・鳥居がイッパイあるだけで、気持ち的にも神聖さがヒシヒシと来る。そして、数10 分登った所で頂上?に着いて、御利益がありそうな物を買って、御参りして下る。

ちょっとした勾配と距離を上り下りしただけなんだけども、さすがに富士山を登った俺でも、足がプチ痛くなったよ。デブだし、膝に来るんだよな。・・・で、登る時には、あんまり見えなかったんだけども、その千本鳥居には、各鳥居の提供者の 名前が刻まれていて、帰る時には、それが全部見える方なので、エンディングのスタッフロールを延々と見せられているようで面白かった。そんな中に、妻の母 親の兄の名前も、鳥居に刻まれておりました。

さて、旅の目的である御参りも終わったところで、まだ15:00 過ぎたあたりなので、メシを喰いながらでも街に出てみようと言う事で、京阪電鉄に乗って四条駅まで行ってみた・・・ら、駅を出た途端・・・人人人人人人人人人人・・・で、身動き取れません。

そんな、なんか浅草みたいな雰囲気の中を、人ゴミに流されながら懸命に前に進んで、ふと見つけた、ちりめん屋で御土産を求める。その後は、とても 何かができる状態じゃなかったので、途中で売ってた焼き団子をとりあえず買って、適当なレストランに入って、ほぼ満席な中で、肩身の狭い思いをしながら必 死でメシを喰う・・・そんなんで、疲れただけで四条を後にして帰った。ホント、ヒドイな・・・あの街。とても、ゆっくりデキねー。

で、戻った宿の参集殿・・・ココも、まぁヒドイんですわ。宿って言っても、ホント、寝れるだけって感じで、部屋があるだけ。便所と水道は、共同の が廊下にあって、テレビも無い、時計も無い、コンセントも無いから充電できない・・・宿としては、最低のクソ・・・ま、こんな神聖な場所で贅沢を求めるの も、ナンセンスな・・・のだろうか。宿の門限は、22:00 で、風呂に入れる時間も16:00 ~21:00 までと決まってるし・・・もう、何もやること無いから、風呂入って、すぐ寝た。しかし、その部屋ってのも、大部屋をフスマで区切っただけで、鍵も何にも無 い・・・セキュリティなんて言葉を発したらオシマイ。隣の声じゃじゃ漏れ、話し声&イビキが、うっせ!

さて、翌日も8:00 頃に起きて、そこそこな朝食を参集殿で喰って、14:46 の帰りの新幹線までの間に観光しようと、とりあえず京都駅へ。さて、荷物を預けようとコインロッカーを探すが全部満杯・・・どこも空いてない。仕方が無 く、駅の外に出て、観光案内所みたいな所に入ったら、小さいヤツが空いてたので、そこを2 個使って全部荷物を閉まった。

ふと見ると、スゲー大勢の人がタクシーに行列を成している。聞く所によると、市バスもあるんだけども、タクシーを貸し切って色々と細かく案内して 貰うのも主流だという。そして、そこの行列にいた係の人に値段を聞いてみると、1 時間4400 円かららしい。例えば、バスとか電車だと3 人分の値段がかかるわけだけども、タクシーだと、その値段だけだから考えようによって安い。・・・でも、とりあえず話を聞いただけにして、さっき荷物を預 けた所にある案内所で、同じように貸し切りタクシーについて聞いてみると、こっちは、1 時間3600 円からだと言う・・・こっちが安い!と言うわけで商談成立。

普通は、朝から夕方ぐらいまでの貸し切りパターンらしいが、現在10:00 で、帰りのリミットを考えて13:00 には、駅まで戻って来たい・・・正味3 時間。普段は、有り得ないパターンらしいが、とりあえず、それでお願いしたら10 分ぐらいしてから、運転手のオッサン到着。見た目、伊丹十三を若干ほど老けさせた感じ。

とりあえず、その運転手に3 時間リミットを告げると、やっぱり短時間で京都を見るのは、至難らしい。とりあえず、近場で行けそうな所・・・と言うわけで、混雑必至で清水寺に向かっ た。案の定、清水寺に向かう道が大渋滞・・・ココがタクシーの運転手の腕の見せどころ。裏道をスイスイと抜けて行きます・・・が、裏道にも車が溢れる始 末。オッサンいわく、「ホラ見てみぃ、他県ナンバーばっかりや。知らんトコ来て、こうやって邪魔ばっかりしよるゎ。」との事。口も悪いが、運転も荒 い・・・ちょっと前の車が遅かったり、変な挙動をしたら、クラクション鳴らしまくりぉ。

それでも、何とか清水寺に到着・・・したものの、普段の駐車場の場所が、バス専用になってたり工事中だったりで、オッサン困った挙句、「案内して あげたかったけど、車から離れるわけにイカンから、はよ行っといで。」と・・・うながされるまま俺らは、車を降りて観光に行った。

清水寺と言えば、京都も含めて高校の修学旅行以来・・・10 年ぶりぐらいか。もう、ほとんどドコに行ったかも覚えてないな。清水寺って言えば、清水の舞台なんだけども、やっぱり改めて見たけども、柳津の福満虚空蔵尊の方が凄いな。清水の舞台なんて、低いし怖くなかった・・・思ったよりショボくて残念。

そんなこんなしながら、約1 時間でタクシーに戻ったら、その間ずっとオッサンは、タクシー降りた場所で警備員の人と揉めながら待ってくれてたようです。確かに、変に移動されると俺らみたいな地理を知らない観光人は、迷子になるわけだから、有難かったね。

そして次は・・・金閣寺。京都に来たなら、とりあえず、この有名処2 ヶ所を回っとけばいいだろうと。でも、オッサンに言わせると、「金閣寺では、清水寺みたいに1 時間も時間かけられんよ。」と。そして到着、金閣寺。今度は、駐車場も余裕があったので、車を停めてオッサンも同行。

・・・と、入場のゲートで大行列。さすがのオッサンも何も出来ない・・・と思いきや、「とりあえず並ぶしかないな。並んどいて。」と言い残して、 列の前の窓口に行った。しばらくして、行列が早く進んで俺らも窓口近くなったらオッサンが来て、「団体専用なんて窓口やってたから、そんなんやめて個人用 にせぇ!って言ったったわ。」だとさ。しかも、チケットも「俺の分は、イランから。」と、チケット無しで俺らと共に入場・・・このオッサンって、一体何者 なんだろう?激しくそう思った。

そして、中でも色々と詳しく案内してくれて、京都弁の口調といい、かなり強引な行動といい、親切に色々と教えてくれるのが、かなり好感触だった。 金閣寺からも、あとは、駅に帰るだけだったのに、ついでにって太秦映画村に行って、さすがに中に入らなかったけど、外観をバックに写真を撮ってくれた り・・・非常に楽しかった!

最初に駅で大量の人が行列を成していたのは、業者のタクシーらしく、そっちに乗った事が無いけれど、今回のオッサンは、個人タクシーだったので、 業者と個人だと、こんな楽しさの差ってあるのかな・・・?とか思った。料金も安いし、今度また京都に行く機会があったら、個人タクシーのオッサンを呼ぼう と思う。

さて、タクシーも駅に着いてオッサンとも別れて、14:46 の新幹線に乗って、郡山で妻の母親とも別れて、家に着いたのが20:30 頃。1 泊2 日の強行スケジュールながら、楽しい京都旅行でしたよ。

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